わたしたちについて
わたしたちの思い
共に生きる
今から66年前、当時、京成立石駅近くで小中学生の学習塾を開いた大学生3人が、障がいのある子を自宅で介護する親の手助けができないかと、地元の開業医に相談して病院の一角で子どもたちを預かったことをきかっけに、原町成年寮の母体となる研究所が開所しました。
障害者に対する偏見がまだ強く、制度が整っていない昭和30年代。障がいのある子の親御さんの切実な相談を受け、大学生の社会起業家による教育私塾としてスタート。翌年には「福祉のまち」構想を提案、入所施設建設運動を始め、4年後には先駆的な「通勤センター原町成年寮」が誕生しました。「三銃士」と呼ばれた3人の大学生による構想が、現在の国の福祉制度へとつながる試みとして、いくつも実現していったのです。
当時から今もずっと、障がいのある方々の暮らしを見守り、自立への成長に寄り添い、喜びを分かち合いながら「共に生きる」姿勢は、一貫して変わりません。
自分らしく生きる
障がいのある方々が、豊かな人生を送るためには「自分らしく生きること」が大切です。その実現のために、私たちは一人ひとりの個性を尊重し、希望される生活に向けたサポートをしています。
例えば、一般企業への就職を望む方への伴走と職場への定着支援、金銭管理の支援、法人内施設で運営するカフェやパン・弁当製造、清掃などの就労支援、伴侶にしたい相手ができたカップルには、ご家族との面談や将来に向けた生活支援、休日に好きな場所へ出かけたい外出支援・移動支援、高齢のため働くことが困難になった後の暮らしの支援など。
そして、障がいのある方々が豊かで幸せな人生を実現する支援のためには、支援者側も自分自身を大切にしなければ伴走できません。私たちは利用者の方々も職員も誰もが自分らしく生きる幸せを目指して、日々の小さな積み重ねを大事にしています。
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地域で生きる
私たちは、地域の方々から「はらまちさん」と、親しみを込め呼ばれています。
国が障害者支援に取り組む以前から、東京下町の葛飾で知的障がいの方々と共に生きてきた想いと実績、地域の方々に支えられてきた歴史があります。障がいのある利用者の方々が、地域の一員として貢献できるよう、各事業所での催事、地域活動など、地域との交流やつながりを大切にしています。
当法人で商品開発した「ナンカツバーガー」は、アニメ「キャプテン翼」とサッカーチーム南葛SC仕様のラッピングカーで移動販売をしながら、地域スポーツの盛り上げ役をさせていただいています。
原町成年寮の基本理念
就労・自立生活に向けた支援
原町成年寮は、一人ひとりの自立した社会生活を実現するため、多様な就労・日中活動支援を行っていま す。利用者の皆様が、社会の一員としての役割と責任を担いつつ、活躍し成長して頂けるよう、日々支援 しています。
豊かな人生を送る事への支援
原町成年寮は、健康で安心・安全な生活を保障し、利用者の皆様が望む生活の実現をサポートしていま す。一人ひとりの個性を尊重し、日々の生活で豊かさを感じて頂けるよう支援しています。
地域社会への貢献をめざす支援
原町成年寮は、地域との交流や情報交換を行い、利用者の皆様が地域社会の一員として貢献できるよう 支援しています。